ここでは、日本語に訳す時に注意する必要がある関係副詞の非制限用法と先行詞が省略された文について解説します。
まず、関係副詞の非制限用法(継続用法)について解説します。
関係副詞のwhereとwhenには、関係代名詞と同じように非制限用法があります。また、非制限用法は継続用法と呼ばれることもあります。
それでは、以下の関係副詞の非制限用法の文をみてみましょう。
I went to Rome, where I saw a lot of buildings.
「私はローマに行き、(そして)そこで多くの建物をみました。」
この文のように、継続用法では先行詞と関係副詞の間にコンマ「,」が置かれ、コンマのところで文を切って訳します。
コンマのところで切った後に、接続詞+thereの「そしてそこで」や「しかしそこで」などを補うとスムーズに日本語に訳すことができます。
このように、「, where」は「and there」や「but there」と同じ意味になると覚えておくとよいと思います。
よって、上の文を丁寧に訳すと「私はローマに行きました。そしてそこで多くの建物をみました。」となります。
非制限用法に対し、先行詞と関係副詞の間にコンマのない以下のような文は、制限用法と呼ばれます。制限用法は、限定用法と呼ばれることもあります。
That is the park where I often went in my childhood.
「あれは、私が子供の頃よく行った公園です。」
この文では、where I often went in my childhood 「私が子供の頃よく行った」の部分が先行詞のthe parkを修飾しています。
どのような公園なのか、と関係副詞節(関係副詞の後ろの文)が公園を制限するので制限用法と呼ばれます。
逆に非制限用法は先行詞を制限しないため、非制限用法と呼ばれるのです。
関係副詞whenの非制限用法は、以下のようになります。
He visited me yesterday, when I went out.
「彼は昨日私を訪れた、しかしその時私は外出していた。」
whereの非制限用法と同様に、先行詞yestedayとwhenの間にコンマ「,」が置かれそこで一度切って訳します。
コンマのところで切った後に、接続詞の「そしてその時」や「しかしその時」を補うとスムーズに日本語に訳すことができます。
このように、「, when」は「and then」や「but then」と同じ意味になると覚えておくとよいと思います。関係副詞のwhyやhowに非制限用法はありません。
日本語に訳す時に注意するものとして、関係副詞の非制限用法の他にもう1つ関係副詞の先行詞が省略された文があります。
ここからは、関係副詞の先行詞の省略について解説します。
まず、関係副詞whereとwhenの先行詞は省略について解説します。
以下の文をみてみましょう。この文のthe houseように先行詞が書かないと分からない場合には、通常先行詞は省略しません。
This is the house where he lives.
「これは、彼が住んでいる家です。」
ところが、以下のように先行詞がthe place「場所」の場合にはthe placeが省略されることがあります。
That is the place where I went to go last year.
「それは、私が去年行った場所です。」
関係副詞whereにより先行詞が場所を表すと分かるので、「場所」という意味のthe placeは書かなくても意味が分かるため省略されることがあります。
よって、上の文は以下のように書くこともできます。
That is where I went to go last year.
意味は両方とも同じですが、このように関係副詞が省略されている場合日本語に訳す時に混乱しやすいので注意しましょう。
また、以下のような関係副詞whenを用いた文でも、先行詞がthe time「時」の時には省略されることがあります。
I remenber the time when I first met him.
「私は、初めて彼に会った時のことを覚えています。」
よって、この文はthe timeを省略して以下のように書くこともできます。
I remenber when I first met him.
これは、関係副詞のwhenが「時」という意味を持っており、書かなくても分かるので省略されることがあります。
その他のwhereやwhenの先行詞は、前後の文から明らかに分かる場合を除いて省略されることはまずありません。
次に、関係副詞whyで先行詞を省略する場合を解説します。
This is the reason why I was angry with him.
「これは、私が彼に怒った理由です。」
関係副詞whyの先行詞はthe reasonしかなく、書かなくても分かるのでthe reasonは以下のように省略されることがあります。
This is why I was angry with him.
関係副詞howの先行詞はthe wayしかありません。そして、以下のようにhowの前に先行詞the wayは書いてはいけません。
This is the way how I solve the problem.
「これは、私がその問題を解いた方法です。」
関係副詞howを用いた文は、the wayを消してhowだけ残すか、howを消してthe wayだけ残して以下のようになります。
This is how I solve the problem.
This is the way I solve the problem.
最後に、関係副詞whenの注意すべき表現「the time when」について解説します。
以下の2つの文を関係副詞whenを用いて繋いでみましょう。
The time will surely come. 「その時は、きっと来るでしょう。」
We will travel to the moon then. 「私達は、その時月に旅行するでしょう。」
まず、2つの文の同じものはThe timeとthenです。
thenは副詞で先行詞The timeが時に関連する言葉なのでthenを関係副詞whenに置き換えます。
そして、whenが先行詞The timeの後ろにくるように2つ目の文when we will travel to the moonを繋ぎます。よって、手順どおりに繋ぐと以下のようになります。
The time when we will travel to the moon will surely come.
「私達がつきに旅行する時が、きっと来るでしょう。」
ところが、「〜する時が…(だろう)」という言い方をする時は以下のようにwhen 〜 の部分は先行詞The timeでなく通常文の最後に置きます。
The time will surely come when we will travel to the moon.
「私達がつきに旅行する時が、きっと来るでしょう。」
先行詞The timeと関係副詞whenが離れているので訳す時に注意しましょう。
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