英語の文法−関係代名詞thatの特別用法

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英語の文法−関係代名詞thatの特別用法

関係代名詞thatの特別用法について解説します。

関係代名詞who, whom, whichの代わりにthatを用いることができますが、特定の場合に関係代名詞thatしか用いることができない場合があります。

これを関係代名詞thatの特別用法と呼びます。

まず、関係代名詞thatの特別用法の1つ、「先行詞が最上級などで修飾されている時は関係代名詞thatを用いる」について解説します。

以下の文をみてみましょう。

She is a woman whom I saw at the party.
「彼女は、私がそのパーティーで見た女性です。」

この文では、先行詞が人(woman)で目的語になっているので人で目的格の時に用いる関係代名詞whomを用いています。

この場合、以下のようにthatを用いることもできます。

She is a woman that I saw at the party.

次に以下の文をみてみましょう。

She is the most beautiful woman that I saw at the party.
「彼女は、私がそのパーティーで見た最も美しい女性です。」

この文では先行詞がthe most beautifulと最上級で修飾されているので、必ず関係代名詞thatを用いなければなりません。

その他に、先行詞が序数、the only「唯一の」、the very「まさに」、allなどで修飾されている場合は関係代名詞thatを用いなければなりません。

序数とは一番(the first)、二番(the second)、三番(the third)など順番を表すものです。

以下は、thatの特別用法の例文です。この場合、who, whom, whichは用いることができないので注意しましょう。

・先行詞が序数で修飾されている場合

He is the first person that came here.
「彼は、ここへ来た最初の人です。」

・先行詞がthe onlyで修飾されている場合

This is the only pen that I have.
「これは、私が持っている唯一のペンです。」

・先行詞がthe veryで修飾されている場合

It is the very book that I lost yesterday.
「それは、私が昨日なくしたまさにその本です。」

2つの英文を関係代名詞を用いて繋ぐ手順は以下の通りですが、thatの特別用法に当てはまる場合には手順の2で該当する名詞をthatに置き換えます。

1.2つの文で同じ人または物を見つける。

この時、1つの文に2つ同じ人や物がある場合はあいまいな方を選びます。

2.片方を関係代名詞に置き換える。

手順1で選んだ2つの名詞のうち、修飾される名詞ではない方の名詞を関係代名詞に置き換えます。

手順1で選んだ名詞の中で関係代名詞に置き換えなかった方の名詞は先行詞(修飾される名詞)と呼ばれます。

3.先行詞の後ろに関係代名詞がくるように残りの文を置く。

次に、関係代名詞thatの特別用法の1つ、「先行詞が人と人以外の時は関係代名詞thatを用いる」について解説します。

まず、以下の2つの文をみてみましょう。

I saw a boy who was running in the park.
「私は、公園の中を走っている少年を見ました。」

この文では、先行詞が人(boy)で主語になっているので人で主格の時に用いる関係代名詞whoを用いています。この場合、以下のようにthatを用いることもできます。

I saw a boy that was running in the park.

I saw a dog which was running in the park.
「私は、公園の中を走っている犬を見ました。」

この文では、先行詞が人以外(dog)で主語になっているので人以外で主格の時に用いる関係代名詞whichを用いています。

この場合、以下のようにthatを用いることもできます。

I saw a dog that was running in the park.

次に、以下の文をみてみましょう。

I saw a boy and a dog that were running in the park.
「私は、公園の中を走っている少年と犬を見ました。」

この文では先行詞が人と人以外(boyとdog)なので、先行詞が人の場合に用いるwhoか先行詞が人以外に用いるwhichか選ぶことができません。

よって、関係代名詞thatを用いなければなりません。この場合、who, whom, whichは用いることができないので注意しましょう。

最後に、thatの特別用法の1つ、「前に疑問詞のwhoやwhichなどがある時はthatを用いる」について解説します。

以下の文をみてみましょう。

Who is the girl that is standing over there?
「向こうに立っている少女は、誰ですか。」

この文は、以下の2つの文を関係代名詞thatで繋いだ文です。

Who is the girl? 「その少女は、誰ですか。」
She is standing over there. 「彼女は、向こうに立っています。」

2つの文を繋ぐ時に、先行詞が人(a girl)で主語になので通常2つ目の文のSheは人で主格の時に用いる関係代名詞whoに置き換えます。

ところが、whoを用いて2つの文を繋ぐと以下のようになり、文の先頭にある疑問詞のwho「誰」とgirlの後ろにある関係代名詞のwhoの区別がしにくくなります。

Who is the girl who is standing over there?
「向こうに立っている少女は誰ですか。」

疑問詞のwhoは他の語に置き換えることができないので、関係代名詞のwhoをthatに置き換えることにより区別しやすくします。

次に、以下の文をみてみましょう。

Which is the car (that) you want to buy?
「あなたが買いたい車はどちらですか。」

この文でも文の先頭に疑問詞のWhichが用いられているので、先行詞が人以外で目的格の時に用いるwhichではなくthatを用いなければなりません。

thatに括弧がついているのは、目的格の関係代名詞は省略可能なのでこのthatは省略できるという意味です。

この場合も、who, whom, whichは用いることができないので注意しましょう。

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