所有格の関係代名詞whoseについて解説します。
関係代名詞は2つの文を繋ぎ、関係代名詞の前にある名詞[先行詞]を修飾する形容詞節を作ります。
そして、文を繋ぐ時に名詞をこれらの関係代名詞に置き換えるのですが、whoesは先行詞が所有格の場合に用いられます。
先行詞が人でも人以外でも所有格の場合はwhoseを用います。
ここで、2つの文を繋ぐという部分について解説します。2つの英文を関係代名詞を用いて繋ぐ手順は以下の通りです。
1.2つの文で同じ人または物を見つける。
この時、1つの文に2つ同じ人や物がある場合はあいまいな方を選びます。これについては、人以外で目的格の関係代名詞whichのところで詳しく解説します。
2.片方を関係代名詞に置き換える。
手順1で選んだ2つの名詞のうち、修飾される名詞ではない方の名詞を関係代名詞に置き換えます。
手順1で選んだ名詞の中で関係代名詞に置き換えなかった方の名詞は先行詞(修飾される名詞)と呼ばれます。
3.先行詞の後ろに関係代名詞がくるように残りの文を置く。
それでは、以下の2つの文を関係代名詞を用いて繋いでみましょう。
We know the girl. 「私達は、その少女を知っています。」
Her father is a artist. 「彼女の父親は芸術家です。」
1.2つの文で同じ人または物を見つける。
1つ目の文のthe girlと2つ目の文のがHerが同じ物です。
2.片方を関係代名詞に置き換える。
2つの文を繋ぐと日本語は、「私達は、父親が芸術家をしている少女を知っています。」となり、修飾されている名詞(先行詞)はthe girlなのでもう片方のHerを関係代名詞に置き換えます。
この時、Her「彼女の」は所有格なので所有格に用いる関係代名詞whoseに置き換えます。よって、2つ目の文はwhose father is a artist.となります。
3.先行詞の後ろに関係代名詞がくるように残りの文を置く。
先行詞(修飾される名詞)the girlの後ろに所有格の関係代名詞whoseがくるように、whose father is a artistを繋げます。
よって、関係代名詞により2つの文を繋ぐと、以下のようになります。
We know the girl whose father is a artist.
「私達は、父親が芸術家をしている少女を知っています。」
所有格の関係代名詞whoseを用いて繋げた文、whose father is a artist 「父親が芸術家をしている」は先行詞the girlを修飾(説明)しています。
関係代名詞whoseを用いて2つの文を繋ぐ場合、もう1つの形があります。
それは、上の2つの文の繋ぎ方の手順3で「whose + 名詞」が目的語の場合は後ろの名詞も一緒に先行詞の後ろに置かなければならないということです。
今度は、この手順をもとに以下の2つの文を繋いでいきます。
The woman is a pianist. 「その女性は、ピアニストです。」
We know her brother. 「私達は、彼女の弟を知っています。」
1.2つの文で同じ人または物を見つける。
1つ目の文のThe womanと2つ目の文のがherが同じ人です。
2.片方を関係代名詞に置き換える。
2つの文を繋ぐと日本語は、「私達が弟のことを知っている女性は、ピアニストです。」となり、修飾されている名詞はThe womanなのでもう片方のherを関係代名詞に置き換えます。
この時、her「彼女の」は所有格なので所有格に用いる関係代名詞whoseに置き換えます。よって、2つ目の文はWe know whose brother.となります。
3.先行詞の後ろに関係代名詞がくるように残りの文を置く。
この時、whose brother(whose + 名詞)の部分が目的語になっているのでwhose brotherを文の先頭に出して先行詞の後ろに置きます。
よって、先行詞(修飾される名詞)The girlの後ろに「関係代名詞 + 名詞(whose brother)」がくるように、whose brotherwe knowを繋げます。
よって、関係代名詞により2つの文を繋ぐと、以下のようになります。
The woman whose brother we know is a pianist.
「私達が弟のことを知っている女性は、ピアニストです。」
所有格の関係代名詞whoseを用いて繋げた文、whose brother we know 「私達が弟のことを知っている」は先行詞The womanを修飾(説明)しています。
最後に、whoseも含めて関係代名詞の種類と役割を以下にまとめます。
関係代名詞にはwho, whom, which, whose, thatがあり、これら関係代名詞は接続詞と代名詞の働きをして形容詞節を導きます。
この説明を読むと難しく感じますが、簡単に言うと2つの文を繋ぎ、関係代名詞の前にある名詞[先行詞]を修飾する節を作るということです。
これでも難しいかもしれませんね。
そこで、実際に以下の文をみてみましょう。
There is a boy who is running in the park.
「公園の中を走っている少年がいます。」
この文では、以下の2つの文が関係代名詞whoにより繋げられおり、関係代名詞whoは2つの文を繋ぐ接続詞の役割をしています。
There is a boy. 「少年がいます。」
who[もとはHe] is running in the park. 「彼は、公園の中を走っています。」
また、who is running in the park.の部分は、a boyという名詞(先行詞)を後ろから修飾しています。
よって、関係代名詞whoの後ろの文は形容詞(形容詞は名詞を修飾する)の役割をしている節(主語と動詞の組からなる文)なので形容詞節となります。
関係代名詞は2つの文を繋ぎ、関係代名詞の前にある名詞[先行詞]を修飾する節(形容詞節)を作るものということをしっかり覚えておいて下さい。
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