英語の文法−受動態+[助動詞・進行形・完了形・郡動詞]

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英語の文法−受動態+[助動詞・進行形・完了形・郡動詞]

受動態の形は「be動詞+過去分詞」ですが、これを基本に助動詞+受動態、受動態の進行形、受動態の完了形、郡動詞の受動態という応用形があります。

この中から、まず助動詞 + 受動態について解説します。

受動態の文は、以下のように「be動詞 + 過去分詞」という形を用い、意味は「〜される」や「〜された」となります。

Dinner is cooked by her. 「夕食は、彼女によって作られます。」

この文を未来形の受動態の文に書き換えるには、助動詞のwillを用い、その後ろに受動態の形「be動詞 + 過去分詞」を置きます。

そして、助動詞willの後ろは必ず動詞の原形になるのでbe動詞はbeとなるため、未来のことを表す受動態の形は「will + be + 過去分詞」となります。

よって、「夕食は、明日彼女によって作られるでしょう。」という未来のことを表す受動態の文は以下のようになります。

Dinner will be cooked by her tomorrow.

否定文や疑問文の作り方は、助動詞の場合と同じです。よって、否定文は助動詞willの後ろにnotを付け、以下のようになります。

Dinner will not be cooked by her tomorrow.
「夕食は、明日彼女によって作られない(でしょう)。」

will notの短縮形won'tを用い、以下のように書くこともできます。

Dinner won't be cooked by her tomorrow.

疑問文は、助動詞willを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付け、以下のようになります。

Will dinner be cooked by her tomorrow?
「夕食は、明日彼女によって作られるでしょうか。」

答え方は、YesまたはNoとwillを用い、以下のようになります。

Yes, it will. 「はい、作られるでしょう。」
No, it won't. 「いいえ、作られないでしょう。」

以下は受動態「be動詞 + 過去分詞」の前に助動詞must「〜にちがいない」を置おいた文です。

The car must be bought by him.
「その車は、彼によって購入されるにちがいない。」

助動詞の後ろの動詞は必ず原形なので、助動詞の後ろに受動態を置く時は、be動詞は必ず原形のbeになります。

よって、canやmayなど、どの助動詞の後ろで受動態が用いられても助動詞 + 受動態の形は「助動詞 + be + 過去分詞」となります。

次に、進行形の受動態について解説します。

以下のように、進行形の形「be動詞 + 動詞のing形」と受動態の形「be動詞 + 過去分詞」を足し算すると、進行形の受動態の形になります。

   be動詞 + 動詞のing形
+)          be動詞   + 過去分詞
--------------------------------------
   be動詞 +   being   + 過去分詞
              ↑be動詞のing形

be動詞と過去分詞の間には、進行形と受動態を繋ぐbeingが必ず置かれます。

進行形の受動態の意味は、受動態の「〜される」と進行形の「〜している(ところです)」を組み合せ、「〜されている(ところです)」となります。

実際に、以下の受動態の文を進行形の受動態に書き換えてみましょう。

Today’s breakfast is cooked by her.
「今日の朝食は、彼女によって作られます。」

is cookedの部分を「is being cooked」に書き換え、進行形の受動態の文は以下のようになります。

Today’s breakfast is being cooked by her.
「今日の朝食は、彼女によって作られています。」

進行形の受動態の文は、be動詞の後ろにnotを付けると否定文になります。よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

Today’s breakfast is not being cooked by her.
「今日の朝食は、彼女によって作られていない。」

is notの短縮形isn'tを用い、以下のように書くこともできます。

Today’s breakfast isn't being cooked by her.

また、進行形の受動態は、be動詞を主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けると疑問文になります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Is today’s breakfast being cooked by her?
「今日の朝食は、彼女によって作られていますか。」

答え方は、YesまたはNoとbe動詞を用い、以下のようになります。

Yes, it is. 「はい、作られています。」
No, it isn't. 「いいえ、作られていません。」

以上は現在進行形と受動態を組み合わせた場合ですが、過去進行形の受動態は以下のようにbe動詞を過去形に変えます。

Today’s breakfast was being cooked by her yesterday evening.
「今日の朝食は、昨日の晩彼女によって作られていました。」

未来進行形の受動態の形は、be動詞の前に未来を表す助動詞willを置き、be動詞は原形になるので以下のように「will be + being + 過去分詞」となります。

Today’s breakfast will be being cooked by her.
「今日の朝食は、彼女によって作られているでしょう。」

ここからは、完了形の受動態について解説します。

以下のように、現在完了形の形「have(has) + 過去分詞」と受動態の形「be動詞 + 過去分詞」を足し算すると、完了形の受動態の形になります。

   have(has) + 過去分詞
+)           be動詞   + 過去分詞
-------------------------------------
   have(has) +   been   + 過去分詞
               ↑be動詞の過去分詞

haveと過去分詞の間には、完了形と受動態を繋ぐbeenが必ず置かれます。

完了形の受動態の意味は、受動態の「〜される」と現在完了形の継続、経験、完了(結果)を組み合せ、以下のようになります。

1.継続「〜され続けている」
2.経験「〜されたことがある」
3.完了「〜されたところです」「〜されてしまった」

以下の現在完了形の文を完了形の受動態の文に書き換えてみましょう。

She is cooked by her. 「夕食は、彼女によって作られます。」

is cookedの部分を「has been cooked」に書き変え、現在完了形の受動態の文は以下のようになります。

Dinner has just been cooked by her.
「夕食は、彼女によってちょうど作られたところです。」

継続、経験、完了(結果)のうち、この場合は完了の意味が1番自然です。

現在完了形の受動態の文は、現在完了形の文と同様にhave(この場合はhas)の後ろにnotを付けると否定文になります。

よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

Dinner has not been cooked by her yet.
「夕食は、彼女によってまだ作られていません。」

has notの短縮形hasn'tを用い、以下のように書くこともできます。

Dinner hasn't been cooked by her yet.

また、have(この場合はhas)を主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けると疑問文になります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Has dinner been cooked by her yet?
「夕食は、彼女によってもう作られてしまいましたか。」

答え方は、YesまたはNoとhave(has)を用い、以下のようになります。

Yes, it has. 「はい、もう作られてしまいました。」
No, it hasn't. 「いいえ、まだ作られていません。」

現在完了形の受動態の文は、以下のように経験や継続の意味も表します。

I have been told a lie by my best friend once.
「私は、1番仲のいい友達に1度嘘をつかれたことがある。」

I have been scolded by my mother since I was born.
「私は、生まれた時から母親に叱られ続けています。」

※scoldedはscold「叱る」の過去分詞です。

過去完了形の受動態の形は、現在完了形の受動態のhave(has)の部分を過去形のhadに変え、「had + been + 過去分詞」となります。

意味は、以下の3つです。

1.継続「(過去のある時点まで)〜され続けていた」

The room had been put away when he got there.
「彼がそこに着いた時、その部屋は片付けられてしまっていた。」

※この文では、by themが省略されています。

2.経験「(過去のある時点までに)〜されたことがあった」

I had been told a lie by my best friend before I was 20 years old.
「20歳になる前に、私は1番仲のいい友達に1度嘘をつかれたことがあった。」

3.完了(結果)「(過去のある時点までに)〜されてしまった」

I had been scolded by my mother till I was 20 years old.
「20歳になるまで、私は母親に叱られ続けていました。」

未来完了形の受動態の形は、現在完了形の受動態のhave(has)の前に未来を現す助動詞willを置き、「will have + been + 過去分詞」となります。

意味は、以下の3つです。

1.継続「(未来のある時点まで)〜され続けることになる(でしょう)」

Dinner will have been cooked by her when we get home.
「私達が家に着く時(頃)には、夕食は彼女によって作られているでしょう。」

2.経験「(未来のある時点までに)〜されることになる(でしょう)」

The book will have been read one hundred times if he reads it.
「もし彼がその本を読むと、その本は100回読まれることになる(でしょう)。」

3.完了(結果)「(未来のある時点までに)〜されてしまう(でしょう)」

以下は、未来完了形の受動態を用いた文です。

He will have been scolded by my mother till he is 20 years old.
「20歳になるまで、彼は母親に叱られ続けるでしょう。」

最後に、郡動詞の受動態について解説します。

likeなど多くの動詞は1語で動作を表しますが、laugh at「〜を笑う」やspeak to「〜に話しかける」などのように、前置詞や副詞を伴って動作を表すものが郡動詞です。

実際に、以下の郡動詞を用いた能動態の文を受動態に書き換えてみましょう。

They laughed at me. 「彼らは、私のことを笑いました。」

この文で、笑われたのは私なので受動態の文ではI「私」を主語にし、動詞の部分を「be動詞 + 過去分詞」に変え、受動態の文は以下のようになります。

I was laughed at by them. 「私は、彼らに笑われました。」

ここで、郡動詞の受動態を作る時には1つ注意が必要です。

能動態の文では、郡動詞laugh atのatの後ろに目的語のmeが置かれていますが、受動態の文ではmeは主語Iに変わり、atの後ろからなくなります。

ところが、郡動詞laugh atはlaugh atで1つの動作を表しているため、atの後ろの目的語がなくなってもatを消さずに残します。

もう1つ、郡動詞speak to「〜に話しかける」を用いた能動態の文を受動態の文に書き換えてみましょう。

A stranger spoke to me on the street yesterday.
「知らない人が、昨日道で私に話しかけてきた。」

この文の受動態は、以下のようになります。

I was spoken to by a stranger on the street yesterday.
「私は、昨日道で知らない人に話しかけられました。」

speak to「〜に話しかける」は郡動詞なので、受動態の文でtoの後ろの目的語meがなくなってもtoを消消さないので注意しましょう。

郡動詞の受動態の否定文と疑問文の作り方は通常の受動態の時と同じです。

否定文は、be動詞の後ろにnotを付けます。よって、先ほどの2つの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

I wasn't laughed at by them. 「私は、彼らに笑われませんでした。」

I wasn’t spoken to by a stranger on the street yesterday.
「私は、昨日道で知らない人に話しかけられませんでした。」

疑問文は、be動詞を主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。よって、先ほどの2つの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

普通、自分に質問はしないので主語はyouに変えます。

Were you laughed at by them? 「あなたは、彼らに笑われましたか。」

Were you spoken to by a stranger on the street yesterday.
「あなたは、昨日道で知らない人に話しかけられましたか。」

郡動詞の受動態を作るには、郡動詞をしっかり覚えておく必要があります。

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