助動詞needと一般動詞needの使い方と意味を解説します。
助動詞のneedには「〜する必要がある」という必要の意味を持っていますが、肯定文で用いることはなく、通常否定文と疑問文のみで用いられます。
そこで、「〜する必要がある」という肯定の意味を表す時には一般動詞のneedを用いた表現need toを用い、以下のようになります。
He needs to pay money. 「彼は、お金を払う必要がある。」
なぜこのような形になるのか、以下に解説します。
一般動詞のneedの意味は「〜する必要がある」ではなく「〜を必要とする」で、通常以下のように後ろに動詞の原形ではなく名詞(目的語)を置きます。
He needs money. 「彼は、お金を必要としている。」
need は、一般動詞なので主語が三人称単数の時は最後にsが付きます。
以下のように、一般動詞needの後ろには、目的語として名詞の代わりに不定詞(to + 動詞の原形)の名詞的用法も置くこともできます。
He needs to pay money. 「彼は、お金を払う必要がある。」
不定詞の名詞的用法の意味は「〜すること」なので、この文のneed to pay の部分を直訳すると「払うことを必要する」となります。
これは「払う必要がある」と同じ意味になるため、一般動詞のneedを用いたneed to 〜 は、「〜する必要がある」という意味になります。
このように、一般動詞のneedの後ろに不定詞「to + 動詞の原形」を付けると、助動詞のneed「〜する必要がある」と同じ意味になるのです。
助動詞needを用いた否定文はneedの後ろにnotを付け、意味は「〜する必要はない」となります。よって、上の肯定文を否定文に書き換えると以下のようになります。
He need not pay money. 「彼は、お金を払う必要はない。」
助動詞needの後ろは必ず動詞の原形なので、主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けません。この場合、paysとならないので注意しましょう。
need notの省略形needn'tを用い、以下のように書くこともできます。
He needn't pay money.
助動詞needを用いた疑問文はneedを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。そして、疑問文の意味は「〜する必要がありますか」となります。
よって、最初の肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。
Need he pay money? 「彼は、お金を払う必要がありますか。」
答え方は、YesまたはNoとneedを用い、以下のようになります。
Yes, he need. 「はい、払う必要があります。」
No, he needn't. 「いいえ、払う必要はありません。」
一般動詞needを用いた文の否定文は、一般動詞の否定文と同じようにdon't(doesn't)を動詞の前に置き、動詞を原形にします。
よって、最初の肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。
He doesn't need to pay money. 「彼は、お金を払う必要はない。」
一般動詞needを用いた疑問文は、Do(Does)を主語の前に置き、動詞を原形に戻し、文末にクエッションマーク?を付けます。
そして、疑問文の意味は「〜する必要がありますか」となります。よって、最初の肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。
Does he need to pay money? 「彼は、お金を払う必要がありますか。」
答え方は、YesまたはNoとdoesを用い、以下のようになります。
Yes, he does. 「はい、払う必要があります。」
No, he doesn't. 「いいえ、払う必要はありません。」
※一般動詞needの否定文と疑問文は米口語のみで用いられるようです。
最後に、助動詞のneedと一般動詞のneedの違いについてまとめます。
助動詞のneedは「〜する必要がある」という意味を持ち、使い方はcanなどの他の助動詞と同じです。
助動詞のneedは肯定文で用いられることはありませんが、一般動詞のneedとの違いをみるためにまず以下の文をみてみましょう。
He need pay money. 「彼は、お金を払う必要がある。」
※助動詞のneedは肯定文では用いません。この文はあくまで例です。
この文のneedは助動詞なので、主語が三人称単数でもsは付けません。助動詞のcanの場合にHe cansとしないのと同じことで、He needsとはなりません。
また、助動詞の後ろは動詞の原形なので、主語が三人称単数のHeでも動詞のpayにsは付けません。
一般動詞のneedは「〜を必要とする」という意味なので、上の文で助動詞needを一般動詞のneedにそのまま置き換えると、以下のように不自然な意味になります。
He needs pay money. 「彼は、お金を払うを必要とする。」
これは、助動詞needが「〜する必要がある」という意味を持っているのに対し、一般動詞のneedは「〜を必要とする」という意味だからです。
この文のneedは一般動詞なので、主語が三人称単数の時はneedsとなります。
また、以下のように1つの主語に対し一般動詞を2つ並べることはできません。
I like play tennis. 「私は、テニスをするを好きです。」
日本語訳も不自然です。このような場合には、playの前にtoを置いた不定詞(to + 動詞の原形)の名詞的用法「〜すること」を用い、以下のようになります。
I like to play tennis. 「私は、テニスをすることが好きです。」
playだけだと「〜する」という意味なのに対し、to playの部分は「〜すること」という意味になるため、一般動詞のneedを用いた文は以下のようになるのです。
He needs to pay money. 「彼は、お金を払うことを必要とする。」
そして、これは「彼は、お金を払う必要がある。」と同じ意味になります。
よって、以下の助動詞needを用いた文と一般動詞needを用いた文は、共に「彼は、お金を払う必要がある。」という同じ意味になります。
He need pay money. [助動詞needの場合]
He needs to pay money. [一般動詞のneedの場合]
ただし、最初にも解説しましたが助動詞のneedは否定文と疑問文のみで用いられ、肯定文で用いられることはありません。

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