助動詞のmightはmayの過去形ですが、過去の出来事表す訳ではありません。
ここでは、助動詞mightの使い方とmayとの意味の違いを解説します。
助動詞のmightにはmayと同様に許可と推量の意味がありますが、許可のmightは疑問文で用いられます。
mightを用い、以下のようにMight I 〜 ?とすると「〜してもよろしいですか」とmayの疑問文May I 〜 ?「〜してもいいですか」より丁寧な表現になります。
Might I go home? 「家に帰ってもよろしいですか。」
このmightを用いた疑問文は、May I go home?「家に帰ってもいいですか。」より丁寧な尋ね方になります。
May IとMight Iのどちらの場合も、答え方は以下のようになります。
Yes, you may. 「はい、いいです。」
No, you may not. 「いいえ、いけません。」
ここからは、mightの推量の意味「〜かもしれない」について解説します。
mightはmayの過去形ですが、推量の意味で用いられる場合、日本語に訳す時はmayと同じ「〜かもしれない」となります。ただし、少し意味が異なります。
実際に、推量のmayとmightを用いた以下の2つの文を比べてみましょう。
He may be a famous singer. 「彼は、有名な歌手かもしれない。」
He might be a famous singer. 「(ひょっとして)、彼は有名な歌手かもしれない。」
推量の意味で用いられる助動詞のmightは、mayより可能性が低い推量を表します。よって、日本語にすると「ひょっとしたら〜かもしれない」となります。
しかし、推量のmayとmightにはそれほど大きな違いはなく、微妙にニュアンスが違うだけなので「〜かもしれない」としても問題ありません。
許可の意味ではmayを、推量の意味ではmightと使い分ける傾向があるようです。
否定文はmightの後ろにnotを付け、日本語に訳す時は「(ひょっとして)〜でないかもしれない」となります。
上のmightの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。
He might not be a famous singer.
「(ひょっとして)、彼は有名な歌手でないかもしれない。」
疑問文はmightを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。そして、日本語に訳す時は「(ひょっとして)〜かもしれませんか」となります。
上のmightの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。
Might he be a famous singer?
「ひょっとして、彼は有名な歌手ですか。」
「ひょっとして、彼は有名な歌手かもしれませんか。」だと日本語として不自然なため、「ひょっとして、彼は有名な歌手ですか。」とします。
それでは、復習問題を1問解いてみましょう。
問.以下の文を日本語に訳し、英語での答えも考えなさい。
Might I throw away this book? ※throw away「捨てる」
解答は10行下にあります。
↓
↓
↓
↓
↓
【解答】
Might I throw away this book? 「この本を捨ててもよろしいですか。」
Yes, you may. 「はい、捨ててもいいです。」
No, you may not. 「いいえ、捨ててはいけません。」
= No, you must not.
【解説】
助動詞のmightには「〜かもしれませんか」という推量の意味もありますが、推量の意味だと「私が〜するかもしれませんか」となり不自然です。
そして、mightはMight I 〜 ?という疑問文で「〜してもよろしいですか」という許可の意味があります。これは、May I 〜 ?「〜してもいいですか」より丁寧な意味です。
mightはmayの過去形ですが、過去形のような意味はりません。
そして、May I 〜 ?とMight I 〜 ?の疑問文に対する答えでは、回答のよ うにどちらもmayを用いて答えます。
また、否定形のmay notは「〜してはいけない」という 意味になり、must notと同じ意味になります。

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