過去完了進行形の形と意味、過去完了形との違いについて解説します。
過去完了進行形の形は「had + been + 動詞のing形」、意味は過去完了形の継続と同じ「〜し続けていた」です。
過去完了進行形の形は、名前の通り過去完了形と進行形がくっついた形です。
過去完了形の形は「had + 過去分詞」、進行形の形は「be動詞 + 動詞のing形」なのでこれらを足し算しすると以下のようになります。
had + 過去分詞
+) be動詞 + 動詞のing形
---------------------------------------
had + been + 動詞のing形
↑be動詞の過去分詞
そして、これが過去完了進行形の形となります。
意味は、過去完了形の継続「(過去のある時点まで)〜し続けていた」と同じですが、全く同じなら過去完了進行形は必要ありません。
よって、過去完了形の継続と過去完了進行形の継続は、ある条件でどちらの継続を使うか決まります。それは、動詞の種類です。
動詞の種類とは、状態動詞と動作動詞のことです。
状態動詞とは、その状態をすぐに変えることができない動詞live,know,believeなどで、通常進行形(ing形)にできません。
動作動詞とは、その動作をすぐに変えることができる動詞play,run,studyなどで進行形(ing形)にすることができます。
状態動詞と動作動詞については以下のページで詳しく解説しています。
状態動詞は通常進行形(ing形)にできないので、状態動詞の継続の時には以下のように過去完了形を用います。
I had lived in Japan for two years before I went to America.
「私は、アメリカに行く前2年間日本に住んでいました。」
逆に動作動詞は進行形(ing形)にできるので、動作動詞の継続の時には以下のように過去完了進行形を用います。
I had been studying English for two years before I went to America.
「私は、アメリカに行く前2年間英語を勉強し(続け)ていました。」
過去完了進行形には経験や完了の意味はなく、継続「(過去のある時点まで)〜し続けていた」の意味しかありません。
よって、過去完了進行形は「had + been + 動詞のing形」という形と過去完了形の継続との違いを抑えておけば大丈夫です。
過去完了進行形は、have(has)の後ろにnotを付ければ否定文になります。
過去完了進行形の否定文の意味は、「〜して(し続けて)いませんでした」です。
それでは、以下の過去完了進行形の文を否定文に書き換えてみましょう。
I had been studying English for two years before I went to America.
「私は、アメリカに行く前2年間(ずっと)英語を勉強し(続け)ていました。」
否定文は、hadの後ろにnotを付け以下のようになります。
I had not been studying English for two years before I went to America.
「私は、アメリカに行く前2年間(ずっと)英語を勉強していませんでした。」
この過去完了進行形の否定文は、「アメリカに行った」という過去のある時点より前の2年間全く英語を勉強していなかったという意味になります。
had notの省略形hadn'tを用いて、以下のよ書いても同じ意味になります。
I hadn't been studying English for two years before I went to America.
過去完了進行形の文は、過去完了形と同じようにhadを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付ければ疑問文になります。
過去完了進行形の否定文の意味意味は、「〜し続けましたか」となります。
それでは、以下の過去完了進行形の文を疑問文に書き換えてみましょう。
He had been studying English for two years before he went to America.
「彼は、アメリカに行く前2年間(ずっと)英語を勉強し(続け)ていました。」
疑問文は、hadを主語の前に出して文末に?を付けて以下のようになります。
Had he been studying English for two years before he went to America?
「彼は、アメリカに行く前2年間英語を勉強し(続け)ていましたか。」
この過去完了進行形の疑問文は、「アメリカに行った」という過去のある時点より前の2年間英語を勉強し続けていたかどうかを尋ねる時に用います。
答え方は、YesまたはNoとhadを用い、以下のようになります。
Yes, he had. 「はい、していました。」
No, He hadn't. 「いいえ、していませんでした。」
過去完了進行形で継続期間を尋ねる時には、過去完了形の継続の疑問文と同様にHow long「どの位の期間」を文の先頭に置きます。以下は例文です。
How long had he been studying English before he went to America?
「彼は、アメリカに行く前どの位の間英語を勉強し(続け)ていましたか。」
答え方は、期間を表すforを用い、以下のようになります。
He had been studying English for two years before he went to America.
「彼は、アメリカに行く前2年間英語を勉強し(続け)ていました。」
これは丁寧な答え方で、会話では通常以下のように期間だけ答えます。
For two years. 「2年間です。」
それでは、復習問題を2問解いてみましょう。
問1.()の中から適する語を選びなさい。
We (had played, had been playing) soccer for two hours until it started raining.
解答は10行下にあります。
↓
↓
↓
↓
↓
【解答】
We had been playing soccer for two hours until it started raining.
「私達は、雨が降り始めるまで2時間サッカーをしていました。」
【解説】
問題の文中にfor two hours「2時間」とあるので、この文は サッカーをするという動作の継続を表しています。
また、文末にくっついているuntil it started rainingより雨が降り始めたという過去のある時点までの継続であること が分かります。
過去のある時点までの継続を表す時には、過去完了形のhad + 過去分詞か過去完了進行形のhad been 〜ingを用います。
状態動詞の時に過去完了形を、動作動詞の時に過去完了進行形を用い、playは動作動詞なので過去完了進行形のhad benn playingが正解となります。
問2.()の中から適する語を選びなさい。
I (have played, had played) soccer for ten years until I graduated from high school.
※until「〜まで」 graduate from 〜 「〜を卒業する」、graduatedは過去形
解答は10行下にあります。
↓
↓
↓
↓
↓
【解答】
I had played soccer for ten years until I graduated from high school.
「高校を卒業するまで、私は10年間サッカーをしていました。」
【解説】
問題の文中にfor ten years「10年間」とあるので、この文は サッカーをしていたという継続を表しています。
解答の現在完了形のhave playedも過去完了形のhad playedも 継続を表すことができます。
until I graduated from high schoolの部分より、 高校を卒業したという過去の時点() までの継続なので、過去完了形のhad playedが正解となります。
でも、ここであれ?playは動作動詞だから過去完了進行形で 継続を表すのでは?と思った方もいると思います。
通常、動詞が状態動詞の時には過去完了形で継続を、動詞が 動作動詞の場合には過去完了進行形(had been 〜ing)で継 続を表します。
問1のように、雨がふるまで数時間程度サッカーをしていたという ことを表す時には始めたり休憩のためにやめたりできるので playは動作動詞と考えます。
ところが、部活で高校3年間サッカーをしていたというような 長い期間のことを表す場合には状態動詞の扱いになるのです。
3年間という長い期間でサッカーをするという動作を考える時 は、(部活などに)入ったりやめたりということはせずにや り続けたということを表すためです。
よって、playは状態動詞扱いになるため過去完了形を用いて継続を表します。

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