英語の文法−不定詞と動名詞

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英語の文法−不定詞と動名詞

動名詞の形は「動詞のing形」、意味は「〜すること」です。そして、動名詞は動詞が名詞に変わったものと考えることができ、文中で名詞と同じ役割を果たします。

まず、文中での名詞の役割を確認しておきましょう。以下のように、文中で名詞は、主語、補語、目的語になります。

・名詞が主語になる場合(名詞Cars「車」は主語)
Cars are expensive. 「車は、値段が高い。」

・名詞が補語になる場合(名詞student「生徒」は補語)
He is a student. 「彼は、生徒です。」

補語とは主語を説明するものです(「主語=補語」)。

・名詞が目的語になる場合(名詞dinner「夕食」は目的語)

I have dinner.「私は、夕食を食べます。」

目的語は動詞の後ろに置かれ動作の目的を表すもので、日本語の文だと「〜を」や「〜に」にあたるものです。

動名詞も名詞と同じように、文中で主語、補語、目的語になります。

例えば、以下のように動名詞のPlaying「〜をすること」は主語になります。
Playing tennis is fun. 「テニスをすることは楽しいです。」

また、以下のように動名詞のreading「〜を読むこと」は補語になります。
My hobby is reading books. 「私の趣味は本を読むことです。」

最後に、以下のように動名詞のplaying「〜をすること」は目的語にもなります。
I like playing soccer. 「私は、サッカーをすることが好きです。」

以下のように動詞のplay「〜をする」やread「〜を読む」のままでは、主語、補語、目的語になることはできません。

×Play tennis is fun. 「テニスをするは楽しいです。」
×My hobby is read books. 「私の趣味は本を読むです。」
×I like play soccer. 「私は、サッカーをするが好きです。」

名詞や動名詞と同じように、不定詞「to + 動詞の原形」の名詞的用法「〜すること」も文中で主語、補語、目的語になります。

よって、以下のように、それぞれの文の動名詞を用いた文の動名詞の部分を不定詞(名詞的用法)に変えても同じ意味になります。

・不定詞の名詞的用法が主語になる場合

Watching sports is interesting. 「スポーツを観戦することは、面白い。」
To watching sports is interesting. 「スポーツを観戦することは、面白い。」

・不定詞の名詞的用法が補語になる場合

My hobby is writing novels. 「私の趣味は、小説を書くことです。」
My hobby is to write novels. 「私の趣味は、小説を書くことです。」

・不定詞の名詞的用法が目的語になる場合

I like singing songs. 「私は、歌を歌うことが好きです。」
I like to sing songs. 「私は、歌を歌うことが好きです。」

しかし、これまでに解説したように不定詞の名詞的用法と動名詞が全く同じなら、動名詞は必要ありません。以下に、不定詞と動名詞の違いを解説します。

まず、前置詞の目的語は動名詞について解説します。

以下の文をみてみましょう。この文で、動名詞playing「〜すること」はbe good at 〜 「〜が得意です。」の目的語(「何を」得意かを表している)になっています。

I am good at playing tennis. 「私は、テニスをすることが得意です。」

しかし、この場合には、目的語で「〜すること」という意味だからといって以下のように不定詞のto playを用いることはできません。

×I am good at to play tennis.

それは、atという前置詞の後ろだからです。前置詞の目的語(前置詞の後ろ)では、動名詞しか用いることはできません。

be good atのように、動詞の後に前置詞が置かれて1つの動作や状態を表す郡動詞(複数の単語で1つの動作を表すもの)の場合に注意が必要です。

be good atの他に、よく用いられ注意すべき郡動詞は以下の2つです。

1.look forward to 〜 「〜を楽しみに待つ」

I am looking forward to meeting you.
「私は、あなたに会うことを楽しみにしています。」

look forward toのtoは前置詞なので、後ろに動詞を起きたい場合は動名詞のみ置くことができます。

不定詞の名詞的用法to meetも「会うこと」という意味を持ちますが、以下のように不定詞を置くことはできません。

×I am looking forward to to meet you.

また、look forward toのtoは不定詞「to + 動詞の原形」のtoではないので、以下のようにtoの後ろに動詞の原形を置くことはできません。

×I am looking forward to meet you.

2.be used to 〜 「〜に慣れている」

He is used to going abroad. 「彼は、外国に行くことに慣れています。」

be used toのtoは前置詞なので、後ろに動詞を起きたい場合は動名詞のみ置くことができます。

不定詞の名詞的用法to goも「行くこと」という意味を持ちますが、以下のように不定詞を置くことはできません。

×He is used to to go abroad.

また、be used toのtoは不定詞「to + 動詞の原形」のtoではないので、以下のようにtoの後ろに動詞の原形を置くことはできません。

×He is used to go abroad.

前置詞の目的語は動名詞です。同じ「〜すること」という意味でも不定詞(名詞的用法)を用いることはできないので注意しましょう。

次に、目的語に不定詞しか取らない動詞と目的語に動名詞しかとらない動詞について解説します。

動名詞は名詞と同じように、文中で主語、補語、目的語になります。

そして、動詞の目的語になる時に注意が必要です。例えば、以下のようにlikeの目的語の場合には不定詞と動名詞の両方を用いることができ意味も同じです。

I like to play soccer. 「私は、サッカーをすることが好きです。」
I like playing soccer. 「私は、サッカーをすることが好きです。」

不定詞と動名詞の両方を目的語にとれる動詞は、likeの他にstart, begin, loveなどがあります。

ところが、動詞によって不定詞しか目的語にとらないものと動名詞しか目的語にとらないものがあります。

まず、不定詞しか目的語にとらない動詞には以下のものがあります。

hope「望む」, plan「計画する」, wish「願う」, want「欲しい」, decide「決める」, promise「約束する」, expect「期待する」, agree「同意する」, refuse「断る」

以下の文をみてみましょう。この文中で、不定詞to be「なること」はhopeの目的語になっています。

I hope to be a soccer player. 「私は、サッカー選手になることを望んでいる。」

動名詞beingも「なること」という意味を持ちますが、以下のようにhopeの後ろでは用いることはできません。

×I hope being a soccer player.

上に挙げた動詞で全てではありませんが、不定詞のみを目的語にとる動詞の中でよく出てくるものなのでしっかり覚えておきましょう。

次に、動名詞しか目的語にとらない動詞には以下のものがあります。

enjoy「楽しむ」, finish「終える」, avoid「避ける」, give up「あきらめる、やめる」, mind「気にする」, practice「練習する」, escape「逃げる」

以下の文をみてみましょう。この文中で、動名詞playing「すること」はenjoyedの目的語になっています。

I enjoyed playing soccer. 「私は、サッカーをすることを楽しんだ。」

不定詞to playも「すること」という意味を持ちますが、以下のようにenjoyの後ろでは用いることはできません。

×I enjoyed to play soccer.

上に挙げた動詞で全てではありませんが、動名詞のみを目的語にとる動詞の中でよく出てくるものなのでしっかり覚えておきましょう。

最後に、不定詞と動名詞両方を目的語にとるが意味が異なる動詞について解説します。それらの動詞は、以下の5つです。

stop, forget, remember, regret, try

例文をみながら1つずつ解説してあるので、不定詞と動名詞を用いる場合それぞれの形と意味をしっかり覚えておきましょう。

1.stop「やめる、立ち止まる」

・stop to 〜 「〜するために立ち止まる」
He stopped to smoke. 「彼は、タバコを吸うために立ち止まった。」

stopの後ろに不定詞が置かれると、不定詞は名詞的用法の「たばこを吸うこと」ではなく、副詞的用法の「たばこを吸うために」という意味になります。

・stop 〜ing 「〜することをやめる」
He stopped smoking. 「彼は、タバコをすうことをやめた(禁煙した)。」

stopの後ろに動名詞が置かれると、動名詞には「〜すること」という意味しかないため、smokingは「たばこを吸うすること」という意味になります。

2.forget「忘れる」

・forget to 〜 「〜するのを忘れる」
I forgot to meet him. 「私は、彼と会うのを忘れていた。」

不定詞が後ろにくると、forgetの時制(この場合過去)より後(この場合過去からみた未来)に起こることを表します。今日会うことを昨日忘れていたというな状況です。

・forget 〜ing 「〜したことを忘れる」
I forgot meeting him. 「私は、彼にあったことを忘れた。」

動名詞が後ろにくると、forgetの時制(この場合過去)より前(この場合過去よりさらに前の過去)に起こったことを表します。

3.remember「覚えている」

・remember to 〜 「〜するの覚えている」
I remember to do the work. 「私は、その仕事をするのを覚えている。」

不定詞が後ろにくると、rememberの時制(この場合現在)より後(この場合未来)に起こることを表します。

これからその仕事をするということを今忘れているというような状況です。よって、以下のように「忘れずに〜する」と言う意味で用いることもあります。

Please remember to do the work. 「忘れずにその仕事をして下さい。」

・remember 〜ing 「〜したことを覚えている」
I remember doing the work. 「私は、その仕事をしたことを覚えている。」

動名詞が後ろにくると、rememberの時制(この場合現在)より前(この場合過去)に起こったことを表します。

4.regret「後悔する、残念に思う」

・regret to 〜 「残念ながら〜する」
I have to regret to tell a lie. 「私は、残念ながら嘘をつかなければならない。」

不定詞が後ろにくると、regretの時制(この場合現在)より後(この場合未来)に起こることを表します。

よって、これから嘘をつくということを後悔するという意味から「残念ながら〜する」という日本語訳になります。

・regret 〜ing 「〜したことを後悔する」
I regret telling a lie. 「私は、嘘をついたことを後悔しています。」

動名詞が後ろにくると、regretの時制(この場合現在)より前(この場合過去)に起こったことを表します。以前嘘をついたことを今後悔しているというような状況です。

5.try「挑戦する、試みる」

・try to 〜 「〜しようとする」
I tried to climb the mountain. 「私は、その山に登ろうとした。」

不定詞が後ろにくると、tryの時制(この場合過去)より後(この場合過去からみた未来)に起こることを表し、この場合実際に山に登ったかは分かりません。

・try 〜ing 「試しに〜する」
I tried climbing the mountain. 「私は、試しにその山に登ってみた。」

動名詞が後ろにくると、tryの時制(この場合過去)より前(この場合過去よりさらに前の過去)に起こったことを表し、この場合実際に山に登ったことを表します。

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