第四文型について解説します。
まず、第四文型に関係のある記号を確認しておきましょう。
S:Subject(主語)
V:Verb(動詞)
O:Object(目的語)
M:Modifier(修飾語)
第四文型 は、以下の例文のように主語、動詞の後ろに目的語が2つ置かれる文(記号を用いるとSVOO)のことです。
I gave her a present. 「私は、彼女にプレゼントをあげました。」
主語は動作を行う人や物、動詞は主語が行う動作を説明するものです。よって、この文のHeは主語、gaveは動詞です。
目的語とは動詞の後ろに置かれ、動作(動詞)の目的を表します。日本語だと「何(誰)を」や「誰に」にあたるものです。
この文で、me「私に」は動詞gaveに対して「誰に」あげたのかを表している目的語になっています。
また、a present「プレゼントを」は動詞gaveに対して「何を」あげたのかを表している目的語になっています。
上の文にはmeとa presentという2つの目的語があり、このように動詞の後ろに「誰に」と「何を」という2つの目的語が置かれている文は第四文型となります。
第四文型の2つの目的語は、間接目的語と直接目的語に分けられます。
第四文型 の目的語のうち動詞のすぐ後ろで「誰に」を表す目的語は間接目的語と呼ばれ、記号でO1と表します。
これに対し、間接目的語の後ろに置かれ「何を」にあたる目的語は直接目的語と呼ばれ記号でO2と表します。
よって、第四文型の目的語を間接目的語と直接目的語を区別して記号で表すとSVO1O2となります。
第四文型 は、動詞の後ろに目的語が2つ置かれていなければならず、制限が厳しいので第四文型 を作る動詞はたくさんありません。
そこで、以下に第四文型でよく用いられる動詞を紹介します。
第四文型を作る動詞 1.tell O1 O2 「O1にO2を言う(伝える)」
I told him the truth. 「私は、彼に真実を伝えた。」
主語はI、動詞はtold、間接目的語はhim、直接目的語はthe truthです。
第四文型を作る動詞 2.show O1 O2 「O1にO2を見せる(教える)」
I will show you the picture. 「私は、あなたにその写真を見せるつもりです。」
主語はI、動詞はwill show、間接目的語はyou、直接目的語はthe pictureです。
第四文型を作る動詞 3.lend O1 O2 「O1にO2を貸す」
He lent me his car. 「彼は、私に車を貸してくれた。」
主語はHe、動詞はlent、間接目的語はme、直接目的語はhis carです。
lentはlend「貸す」の過去形です。車を貸す商売のレンタカーってlent a car(レント ア カー)「車を貸す」からきているのではないでしょうか?(^_^)
第四文型を作る動詞 4.send O1 O2 「O1にO2を送る」
I sent her e-mail. 「私は、彼女にメールを送りました。」
主語はI、動詞はsent、間接目的語はher、直接目的語はe-mailです。
第四文型を作る動詞 5.teach O1 O2 「O1にO2を教える」
I teach them English. 「私は、彼らに英語を教えています。」
主語はI、動詞はteach、間接目的語はthem、直接目的語はEnglishです。
第四文型を作る動詞 6.buy O1 O2 「O1(のため)にO2を買う」
He bought her a present. 「彼は、彼女にプレゼントを買いました。」
主語はHe、動詞はbought、間接目的語はher、直接目的語はa presentです。
第四文型を作る動詞 7.get O1 O2 「O1(のため)にO2を手に入れる」
I will get you a ticket. 「私は、あなたのためにチケットを手に入れます。」
主語はI、動詞はwill get、間接目的語はyou、直接目的語はa ticketです。
第四文型を作る動詞 8.make O1 O2 「O1(のため)にO2を作る」
They made us desks. 「彼らは、私達のために机を作ってくれました。」
主語はThey、動詞はmade、間接目的語はus、直接目的語はdesksです。
第四文型を作る動詞 9.cook O1 O2 「O1(のため)にO2を料理する(作る)」
She cooked me dinner. 「彼女は、私のために夕食を作ってくれました。」
主語はShe、動詞はcooked、間接目的語はme、直接目的語はdinnerです。
第四文型を作る動詞 10.find O1 O2 「O1(のため)にO2を見つける」
He found me a new house. 「彼は、私のために新しい家を見つけてくれた。」
主語はHe、動詞はfound、間接目的語はme、直接目的語はa new houseです。
最後に、第四文型と第三文型への書き換えについて解説します。
以下は、第四文型の文です。
I gave him a car. 「私は、彼に車をあげました。」
この文で、間接目的語はhim、直接目的語はa carですが、この2つの順番を入れ替えることで第四文型は第三文型の文に書き換えることができます。
上の文で間接目的語のhimと直接目的語のcarの順番を入れ替えると、以下のように第三文型の文になります。
I gave a car to him. 「私は、彼に車をあげました。」
ただし、この場合入れ替えるだけでは駄目で、間接目的語の前に前置詞toを置かなければなりません。
そして、「前置詞 + 名詞」は修飾語になるのでto himの部分は修飾語となり、文の型を記号で表すとSVOMとなります。
修飾語Mは文型を判別する要素からは省かれるので、この文の文型はSVOと目的語が1つしかない第三文型になるのです。
間接目的語と直接目的語の順番を入れ替えた時に、間接目的語の前にtoを置かなければならない動詞には以下のようなものがあります。
give、tell、how 、lend、send、teach
次に、以下の第四文型の文をみてみましょう。
He bought me a car. 「彼は、私に車を買ってくれました。」
この第四文型の文でも間接目的語はme、直接目的語はa carの順番を入れ替えることができ、以下のようになります。
He bought a car for me. 「彼は、私に車を買ってくれました。」
ただし、この場合間接目的語の前に前置詞forを置かなければなりません。
そして、「前置詞 + 名詞」は修飾語になるのでfor meの部分は修飾語となり、文の型を記号で表すとSVOM(第三文型)となります。
間接目的語と直接目的語の順番を入れ替えた時に、間接目的語の前にforを置かなければならない動詞には以下のようなものがあります。
buy、get、make、cook、find、choose
それほど数が多くないのでtoとforの使い分けのためにこれらの動詞を暗記してもよいと思いますが、簡単な使い分けの方法があります。
まず、give O1 O2「O1にO2を与える」という時、与える相手(O1)が目の前にいなければgive「与える」という動作は成立しません。
このような場合には、動詞の後ろの間接目的語(O1)と直接目的語(O2)を入れ替える場合には、間接目的語の前にtoを置きます。
sendについては郵便局などの有料サービスを使わず、直接手渡すと考えます。
次に、buy O1 O2 「O1(のため)にO2を買う」という時、相手(O1)が一緒ににいなくても物(O2)を買って、後で渡すことができます。
よって、相手(O1)が目の前にいなくてもbuy「買う」という動作は成立します。
このような場合には、動詞の後ろの間接目的語(O1)と直接目的語(O2)を入れ替える場合には、間接目的語の前にforを置きます。
toとforの使い分けは、その動作を行う時に相手(間接目的語)がその場にいないとできないならto、いなくてもできるならforを用いると覚えておくと楽です。
最後に、第四文型を作る動詞で1つだけ間接目的語と直接目的語を入れ替える時にofを用いる動詞があります。
それは、ask「O1にO2を尋ねる(頼む)」です。以下のofを使わない場合とofを遣った場合の例文をみてみましょう。
I asked him the work. 「私は、その仕事を彼に頼んだ。」
I asked the work of him. 「私は、その仕事を彼に頼んだ。」
この文のように間接目的語、直接目的語の順だと前置詞は使わず、間接目的語を直接目的語の後ろに置くと前置詞ofを間接目的語の前に付けます。
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